ロードバイクの壁掛けアイテムおすすめ10選｜穴開けない方法や100均でDIYも

綺麗に磨き上げられたロードバイクを見かけると、どうのように保管しているのかが気になりますよね。外を走るためのロードバイクなので、ほとんどの方がサイクリングなどのあとは泥や汚れを落として、錆などが発生しないように綺麗に手入れしています。

ロードバイクを綺麗にしたあとは部屋の中に持ち込んでいる方がほとんどです。愛着のあるバイクだからこそ、外で保管する方はほとんどいません。しかし、「壁に穴開けないで壁掛けする方法はあるの？」「壁掛けフックはどこで売ってるの？」と疑問は絶えませんよね。

そこで今回は、そんな大切なロードバイクを部屋置きするメリットや、保管する方法についてお話します。ホームセンターで買える材料を使った壁掛け収納のDIY方法や、100均の壁掛けフックについても解説。さらに、室内保管用アイテムの選び方に加えて、ブランドやおすすめの製品なども紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

ロードバイクは数万円から数十万円までバラツキがあるものの、基本的には高価です。また、高価になるほど軽くなる傾向が強いです。そのため、高価かつ軽量なロードバイクを外で保管すると、絶好の窃盗対象になるのは避けられません。

道具さえあればロックチェーンなどは簡単に外されてしまいます。このため多くのオーナーは愛車を盗難リスクの少ない部屋の中で保管しているのです。

部屋の中では快適に過ごせるように、エアコンなどで温度と湿度を管理している人がほとんどです。それに対して屋外は、たとえ雨風を防ぐように工夫したとしても、気温や湿気のコントロールはできません。

温度と湿度の変化によって、屋外に置いたロードバイクは繰り返し湿ったり乾いたりします。こうした環境は錆が発生しやすくなるだけでなく、塗装表面や各パーツにも優しくありません。

また、身近に置いておくと見逃していたパーツの劣化や汚れにも気づけるため、その点も室内でロードバイクを管理するメリットと言えます。

室内でロードバイクを保管する場合、保管方法によってはインテリアとして部屋のアクセントにもなります。愛車が部屋のインテリアとしても活躍してくれたら、こんなに嬉しいことはないですよね。

「室内保管」と聞くと最小限のスペースに邪魔にならないよう収納する様子をイメージしがちですが、あえて愛車を際立たせるように飾ってみましょう。自分のロードバイクが部屋のコーディネートの一部として映えるはずです。

もっともコストをかけずに室内保管する方法のひとつに、メンテナンススタンドの流用があります。ロードバイクはスタンドがついていないので、ほとんどの人がメンテナンススタンドを保有しています。

床置きが基本となりますが、車軸を固定できるメンテナンススタンドであれば、工夫次第で壁にかけることも可能です。

ロードバイクを室内保管する場合は、専用の室内保管用アイテムを活用するのがおすすめです。ラックやハンガーなど種類も豊富に揃っているので、自分の構想や予算に合わせて購入できます。

またデザイン性の高いものが多く、他のバイク関連グッズなどと一緒にディスプレイしやすいものを選べるのが特徴です。

お金はかけたくないけれど、メンテナンススタンドの流用では今ひとつだと感じる方もいます。そんな方は市販されている安価なパーツを活用して、代用保管器具をDIYで自作してみましょう。

ホームセンターや100均などを覗いてみると、ちょっと工夫すれば代用保管器具になるパーツがたくさん売られています。アイデア勝負でオリジナルの保管器具をDIYしてみましょう。

最初にしなければならないのは、室内保管しようとしているロードバイクの大きさや重さの確認です。複数台保有している場合、すべてのバイクを調べてください。

また、将来的に台数を増やしたいと思っている方は、増やす予定の台数もある程度考慮しておきましょう。増車を全く考慮せずにディスプレイを決めてしまうと、いざ増車したいと思った時に置く場所がなく困ってしまいます。

室内保管の前には、あらかじめ置き方をイメージしてみましょう。保管スペースとして避ける場所や面積などを見積もってみるのがおすすめ。

室内保管で最も大切なのは居住スペースとのバランスです。ロードバイクがあるせいで生活がしづらくなっては本末転倒です。

もっともオーソドックスなのが本来のバイクの置き方である床置きです。ロードバイクはスタンドをつけていない方が多いので、床置きするためにメンテナンス用のスタンドを流用すると余分な費用の発生を抑制できます。

床置き用のアイテムとしては、車体を浮かせるハンガータイプもあります。スタンドを床置きするので壁に穴をあけて器具をとめる必要がありません。部屋が賃貸の場合などに向いています。

タワースタンドも床置きアイテムの一つで、2台以上を保管したいときに有用です。床置きするだけのものや、突っ張り棒で床と天井間に固定したポールに横バーを固定してフックなどをつけるラックタイプなどがあります。

壁などに穴をあけずに複数のバイクを壁に掛けて保管できるのがメリットです。また、横バーにつけるフックなどを変えるとバイク以外のものも吊るせます。

壁に穴を開けられる場合はさらに保管方法の選択肢が拡がります。「立てかけ」はバイクを縦にして保管する方法です。タイヤやフォークをフックできるアイテムを、部屋の隅などの壁面にビスなどで固定する必要があります。

バイクを浮かすように壁掛けして保管する場合は、アイテムの固定部分にバイクの重量がかかるので壁の強度やビスの大きさに気を付けてください。

サイクルショップなどで、壁にバイクを展示しているのを見かけた経験はありませんか。ロードバイクを2〜3台並べて壁掛けすると、自分の部屋でもお店のディスプレイのような収納ができます。タワースタンドや突っ張り棒を活用した保管とは違う雰囲気を出せるのが特徴です。

壁にラックやハンガーなどを固定させると、床面をスッキリさせられるのでスペースを有効的に活用できます。ただし壁には大きな負荷がかかるので、事前にしっかり強度確認をしましょう。

株式会社箕浦は1933年に創業された箕浦商会がはじまりとなっている企業です。MINOURAは同社の自転車用品ブランドで、専用キャリアー・ストレージ用ラック製品・アクセサリーなどを販売しています。

同社の製品は世界的にも認められており、国内パテントも保有しています。高品質でありながら手ごろな価格が人気を集め、業界を牽引する国内のリーダー的存在です。

サイクルロッカーの創業は2010年と、まだ10年少々の若いブランドです。同社は拠点を神奈川県三浦郡葉山町においていて、駐輪装置の開発・製造・販売が主だった事業内容となっています。

サイクルロッカーはバイクの縦置きスタンドの呼称ですが、同社はそれを社名にするほど特化しているのが特徴です。同社の縦置きスタンドはリムなどに負担を掛けないようにクランクストッパーとなっています。

トピークは台湾に拠点をかまえるTOPEAK INCが提供しているブランドで、自転車用用品や自転車用工具セット・携帯ポンプなどが揃えられています。

同社のターンアップ バイク ホルダーは、縦置きの壁掛けでありながら左右に倒せるのが特徴です。可倒式なので狭い廊下の壁面に掛けても、倒しておけば邪魔になりません。

イベラは1981年に台湾で創設され、もともとは大手のOEM生産対応してきた企業です。2004年より自社ブランドを立ち上げ、その製品は品質とコストパフォーマンスの良さから多くの国で販売されています。

イベラの縦置きのバイクハンガーは小型軽量のコンパクトな設計が特徴となっています。バイクフレームが傷つかないようにフック部にはラバーもついているので安心です。

自転車のメンテナンスを楽しく簡単に簡単にしてくれる工具を製造・販売しているのがバイクハンドです。同社は19889年に創立されていて、工具以外にも自転車にかかわる多くの製品をリリースしています。

同社が手掛ける壁掛けハンガーはリム部分を引っ掛けるシンプルな構造で、縦置きが簡単にセットできるのが特徴です。また横置きのハンガーはラバーコーティングされた部分を回転させられます。

「ロードバイクを壁掛けで収納したい」と思っていても、専用の収納器具は高くて手が出せない方も多いはず。ここでは、ホームセンターで手に入る材料を使った、壁掛け収納のDIY方法について解説します。

【材料】

• サイクルハンガー
• DIY用アジャスターパーツ
• 木材（自宅の天井の高さに合わせてカットしたもの）
• ドライバー
• メジャー

【作り方】

1. ロードバイクのデザインや自分の好みに合わせて、木材にサイクルハンガーを取り付ける位置を決める
2. サイクルハンガーをドライバーで木材に固定する
3. 木材にアジャスターパーツをドライバーで取り付ける
4. 設置場所でアジャスターを調整して、床と天井に突っ張るようにする

賃貸の部屋は現状復帰条件が付帯されていると壁や柱に穴を開けられません。それでもロードバイクを壁掛けで保管したい場合はひと工夫してみましょう。

長い突っ張り棒を床と天井の間に固定する方法も有効ですが、お洒落な木製角材で仮の柱を設置するのもおすすめです。ホームセンターなどで化粧された角材とアジャスターを購入できるので、それを利用すれば簡単に設置できます。

仮の柱は何も気にせずに切ったり穴をあけたりできるので、壁の強度も気にせず好きな場所に掛けられます。壁や柱に穴開けない保管方法は工夫次第でたくさんあるので、ぜひ探してみてください。

大切なロードバイクを室内に持ち込んで壁掛けするなら、愛車をインテリアの一部として活用しましょう。愛車と一緒に関連するグッズを飾ってみるのもいいですね。

ロードバイクの関連グッズとして、ヘルメットやウェアなどがあります。これらは収納するのではなく愛車と一緒にディスプレイしてみましょう。また、壁掛けする面の一部を壁紙などで模様替えするのもおすすめです。

さらに、それらをライトアップすれば、サイクルショップのような空間ができあがります。壁にかけられた自慢のロードバイクを眺めながら、次回のサイクリングに想いを馳せてみましょう。

手頃な価格で便利なアイテムがたくさん揃っている100均。100均でロードバイクの壁掛けアイテムがゲットできたら嬉しいですよね。

100均で購入できる壁掛けアイテムとしておすすめなのが、カー用フックです。車のヘッドレストに装着しカバンなどを引っ掛けるためのアイテムですが、重量次第ではロードバイクの壁掛け用フックとして代用できます。

また、壁や付近の棚などに金属素材が使われている場合、マグネット式のフックもおすすめ。こちらは重量的にロードバイクは厳しいですが、ヘルメットや周辺アイテムの見せる収納として役立ちます。

今回は、大切なロードバイクを壁掛けにして室内に保管する方法についてみてきました。盗難や劣化防止で収納するだけではなく部屋のインテリアとしてコーディネートするのがおすすめです。サイクルショップのような雰囲気に変わった自分の部屋で愛車を眺める時間は、きっと素晴らしいはずです。