パワーメーターのおすすめ3選｜必要性は？安いものなど価格帯まで解説

ロードバイクは軽量でとても速く走れるスポーツサイクルのひとつです。ロードバイクでレースに参戦する方もいれば、通勤・通学などで普段使いする方もいます。

そんなロードバイクでのトレーニングに役立つのがパワーメーターです。自転車を漕いでいるときのパワーを知り、効率よく全体的な走行スピードが上げられます。しかし、パワーメーターは高価なので本当に必要か悩むという方も。

パワーメーターの必要性は人によって異なりますが、レースに挑戦したい！長距離を効率よく走れるようになりたい！という方は購入することをおすすめします。高価でなくても性能のいい商品はあるので比較検討しましょう。今回はパワーメーターの選び方・価格・おすすめ商品をご紹介します。

ロードバイクのパワーメーターには主に以下のような機能があります。

• ペダルを漕ぐときの力を計測
• ペダリングの力の方向や強度を表示
• どれほどの踏力がペダルに伝わっているか効率測定
• 測定結果をPCやスマホで記録・解析

パワーメーターを使うメリットは、データを貯めていくと自分がどのくらいの時間・どのくらいのパワーでペダルを漕ぎ続けられるかわかる点です。

左右のペダリングトルクの違いなど、自分の走りのクセもみつけられ、クセを直して効率のいいペダリングに近づけていけるのもメリットといえます。

高価なイメージのあるパワーメーターですが、最近は安い商品も増えています。安いと性能や耐久性が心配と思われるかもしれませんが、安くて高品質なコスパのいい商品もあるのでご安心を。

パワーメーターはひと昔前は数十万するのが当たり前でしたが、現在は20,000〜80,000円ほどでも購入できます。クランク式（内蔵）のパワーメーターは両足計測タイプで100,000〜150,000円の価格帯のものが多いです。

ロードバイクのパワーメーターのなかで最も一般的で、初心者からプロまで幅広く選ばれているのがクランクタイプです。クランクの片側・両方に取り付けるものと、クランクと一体化しているものがあります。

クランクタイプのパワーメーターの魅力は転倒しても破損しにくい点です。クランクに取り付けるのも簡単なので初心者の方にもおすすめです。

ペダルに取り付けるタイプのパワーメーターはロードバイクや自転車を複数台持っている方におすすめです。基本的にどんなバイクにも装着可能で、交換も楽々。

ペダル軸にセンサーを組み込むことでペダルにかかる力をダイレクトに計測することが可能に。ペダリング解析の精度が高いのが魅力です。

ロードバイクのタイヤの中心部のハブ軸に取り付けるタイプは、計測精度が高く、プロによく選ばれています。しかし、取り付けが難しくホイール交換ができなくなるというデメリットも。

ペダルタイプのパワーメーターと違い、取り付けられる車種が限られているので購入前によく確認する必要があります。取り付けはお店の方にお願いしましょう。

ロードバイクのパワーメーターの多くは充電式です。商品によって充電時間や使用可能時間は異なりますが、約2〜3時間で充電が完了し、1回の満充電で300時間ほど使用できる商品もあります。

パワーメーターだけでなく一緒に使うサイクルコンピューターやデバイスの充電もお忘れなく。ライドの途中で充電がなくなることもあるので、ロングライドの際はしっかり充電して出かけましょう。

ボタン電池式のパワーメーターはバッテリーがなくなったときも電池を入れ替えるだけでいいので、ロングライドに出かける際にも重宝します。

新しい電池を入れて最大100時間ほど使用できる商品もあり、十分と思われますが、替えの電池を持っておくと安心です。

パワーメーターで計測したデータをスマホのアプリで確認できる商品も販売されています。スマホを持っていれば追加で機器を購入する必要もなく、コストを抑えることができるのが魅力です。

アプリで解析できる数値や操作性は商品によって異なり、使いにくいものもあるかもしれないので事前にアプリの説明もよく確認しておきましょう。

パワーメーターを購入する際は、計測したデータを記録・解析するためのサイクルコンピューターについても調べる必要があります。

サイクルコンピューターを購入する必要があるか、もしサイクルコンピューターを持っている場合はそれがパワーメーターと連携できるかなどを確認してください。サイクルコンピューターや専用デバイスを購入する場合は、10,000〜50,000円ほどプラスで予算を考えておくといいです。

パワーメーターは購入後すぐに使用できます。乗る前にセンサー・サイクルコンピューター・デバイスなどとの同期をしなければなりません。また、正確に計測するために校正する必要があります。校正とは、気温によって変化するクランクをサイクルコンピューターで調整する作業のことです。

パワーメーターは自分でも取りつけられますが、初心者や自分でする自信がない方は、整備のプロに依頼するのをおすすめします。パワーメーターによっては公式サイトや動画などで、取り付け方法を解説しているものもあるので、自分で取りつけたい方は事前にチェックしましょう。

パワーメーターはペダルを漕ぐときの力や方向などを計測することができ、ロードバイクで効率よくトレーニングする際に役立つアイテムです。取り付け位置やバッテリー、機能など異なるタイプ・特徴の商品があるので使用する目的や使いやすさに合わせて選びましょう。